学習塾を始めて儲ける方法 

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塾経営は、決して楽な商売ではありません。数多く塾経営に携わる人がいる中でも、成功し生き残れるのは、ほんの一握りの人たちであるということを肝に銘じなければなりません

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子供たちが作る塾

こうして、この塾は「補習塾」として出発したのですが、塾生がどんどん増えるようになって塾経営が順調に軌道にのるようになって、塾のスタイルも少しずつ変化してきました。



それは、「補習塾」としてだけでなく、「進学塾」としての塾を求めて通ってくる子供たちが増えてきたからです。

はじめは、「補習塾」の対象だった塾生も成績が上がるとともに「進学塾」としての指導が必要になり、子供たち一人ひとりの実力に応じて、それぞれに合った教育をしていくと、自然に「補習塾」と「進学塾」の両方の指導が求められるようになり、当初の方針とは違った「総合塾」としての指導方針を取るようになりました。

そしてこの塾は、現在では補習も行うし、進学を目的とした特別授業も行うという、つまりあらゆる塾生のニーズに対応できる塾にまでなりました。

これは、塾に通ってくれる塾生のニーズの一つひとつに丁寧に対応し、どんなニーズにも柔軟に対応してきた結果なのです。

言い替えれば、子供たち自身が自分たちに必要な塾を作り上げたと言うことになるでしょう。

その過程では、当然、様々な試行錯誤がありました。

思うように指導できなくて悩み続けた夜。

子供たちが帰った後の誰もいない塾の教室で、一人延々と、授業の練習をした日。

気がつくと夜が明けて教室で朝を迎えた日が何日も続くこともありました。

深夜、自宅に帰っても、教材研究などに熱が入り、寝るのは朝刊を読んでから、という日も珍しくありませんでした。

こうした苦難の日々を乗り越えたからこそ、子供たちのニーズにしっかりと対応できる今の形態が出来上がり、毎年多くの塾生たちに支持されるようになったのだと思います。

この塾の授業は、全てこの塾の経営者一人が責任を持って教えています。

一人なので教えられる塾生の数には限りがあり、現在は十分に指導が行き届く人数だけを教える定員制をとっています。

しかし、すぐ定員に達してしまい、空席待ちの予約が入るほどになったのはこのような努力の結果と、言えるでしょう。

不況と少子化の折、厳しい運営を迫られている塾も多いなかで、このような塾になったことはとても幸運なことで、塾をここまで作り上げてくれた、今は大人になっている当初の子供たちに深く感謝していると経営者は言います。

塾の主役は子供たちです。

どんなに立派な教育理念や理想を掲げても、子供たちやその親に受け入れられ支持されなければ絵に書いた餅で終わってしまいます。

教室に子供たちの笑いがあふれ、自分の理想を子供たちに説くことが出来て初めて、教育の理念や理想も意味のあるものとなるのです。

そうした塾にするためには、まず、子供たちの声をしっかりと聞き、その声を一つひとつ吸い上げ、形にしていけば、必ず塾は軌道にのります。

しかも学校週5日制の実施による学力の低下などのように、教育を取り巻く環境は常に変化し、子供たちや親のニーズもまた変化していくのです。

そうした意味でも、完成した塾というものはなく、塾は未完成であると言えるのです。

どんな職業でも、一度その商売を始めたら、絶えず努力を続け、時代やニーズの変化を見極めながら、それらに十分対応できるよう自らも変化していかなければならない終わりなき旅なのです。

そのことは決して忘れてはなりません。

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