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塾経営は、決して楽な商売ではありません。数多く塾経営に携わる人がいる中でも、成功し生き残れるのは、ほんの一握りの人たちであるということを肝に銘じなければなりません

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なぜ、塾にはヨコのつながりがないのか

塾にはヨコのつながりが、あまりありません。



全国規模のいくつかの業界団体が存在しているのは事実で、他にもそれぞれの地域で、勉強会や研究会などを開いて、連携を深めている方もいらっしゃいますが、個人塾の多くは独立独歩なのです。

もし、つながりを持ったとしても、自分の塾のノウハウを紹介しようという方は、あまりいらっしゃらないのではないでしょうか。

実際に、塾の先生方を対象にした集まりと言えば、「塾に役立つ」「これからの塾の必須アイテム」という名目での教材・商品の売り込みばかりであり、名目上、塾経営者のための情報交換会という集りでも、結局ほとんどが、教材販売会社など業者の新商品発表展示会に過ぎないというのが実態なのです。

その案内パンフレットには「塾生減少を防ぐ方法が分かります」「これからの塾経営には何が必要か」「ぐんぐん成績が伸びる驚異の指導法とは」「もう、その教え方は古い。時代が求める新指導方法」などと謳われています。

このようなフレーズを目にすれば、たとえ参加費が高めでも、会場が遠く、交通費や宿泊費がかかっても、参加してみたいと思ってしまうでしょう。

ところが、こうしたパンフレットに勧められ会場に行って、話を聞いていると途中から「そのためにお勧めするのはこの教材です」というように、新しい教材や、アイテムが登場し、セールスが始まるのです。

しまいには「この教材を使わなければ、その塾は淘汰されていくでしょう」などという言葉まで飛び出し、会場の来客名簿に名前を書いた塾の先生のところへ、後日、山というほどの商品パンフレットが届くのです。

結局は、その集りも業者のための情報交換会であり、真の塾の先生の情報交換会ではないのです。

主催者が教材販売会社などではなく、もっと気楽に塾の先生たちが集ることができ、塾の運営を営む中で感じた様々な思いを、ざっくばらんに話すことができ、溜まりに溜まった心の鬱憤を晴らし、お互いに悩みや、問題を打ち明けあう、また時に真剣に教育のあり方、日本の教育の未来を論じ合えるような、そんな塾経営者のための塾経営者による情報交換会の場が必要だと思います。

そういった集りを催し、集った塾経営者の、それぞれの塾での子供たちの様子はもとより、いつもは塾の先生一人が抱え込んでしまうような「私はこうしています」という独自の指導法や「こうしてみたら、こんな効果があった」というような教育技法についての意見交換などについてオープンに話し合える教育研究の場があれば良いと思っています。

しかし、そうした意見交換会での論議や、情報は他の地域の、他の塾の成功例や、失敗例であって、自分の塾にとって、あくまでも参考にしかなりません。

いままで、記述してきたことも全て参考であって、全ての塾経営者が本書の言うとおりに塾経営を行ったからと言って必ず成功するわけではないのです。

最終的には塾を開業しようとする人が、自分自身の力で、自分自身の責任で塾経営を成功に持っていかなければならないのです。

塾業界の世界にはマニュアルなどありません。

人間対人間、生きている人間である子供たちを相手に、「このとおりにやれば失敗しない」などという手引書などは、ないのです。

塾経営は、決して楽な商売ではありません。

数多く塾経営に携わる人がいる中でも、成功し生き残れるのは、ほんの一握りの人たちであるということを肝に銘じなければなりません。

ですから、塾を開業しようとする人が、今後、いろいろな経験をし、いろいろな人の意見や、書籍を参考にしてあらゆる問題に対応できるよう願いながら本サイトを書くに至ったのです。

今の時代は、塾経営者にとって本当に厳しい時代だと思います。

そんな時代になったからこそ、塾同士ヨコのつながりを持って、後進の支えとなれるような交流の場が作れないかと、真剣に考えるのです。

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