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高齢者を巡る環境は、必ずしも高齢者に優しい環境とは言えません。むしろその環境は厳しくなっているかもしれません。老後の不安を少しでも取り除くため、将来の生活設計を十分に行うことが求められています。

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特別縁故者とは

質問:内縁の夫がはくなり、内縁の夫には相続人がいません。私は、内縁の夫の財産を受け取ることが出来ますか。

答え:特別縁故者として、財産分与の請求が可能です。


・特別縁故者について

亡くなった方に相続人がいない場合は、家裁は、

1.被相続人と生計を同じくしていた者

2.療養看護に努めた者

3.その他被相続人と特別の縁故関係にあった者

に対し、財産の全部または、一部を与えることが出来ます。

これら1から3までの者を特別縁故者と呼ばれるものです。

1.は内縁の妻、2.は、介護や身の回りの世話をしていた者が典型的な特別縁故者ですが、これらは、1から3の要件さえ満たせば、親族である必要はありません。


・財産分与に至る手続き

特別縁故者が、財産分与を受けるまでの手続きは、以下のような手順になります。

1.相続財産管理人選任の申し立て

相続人がいないので、相続財産を管理する者を家裁に選任して貰います。

2.相続財産管理人選任の公告(2か月)

相続財産管理人が選任されたことを官報で公告します。

3.相続債権者、受遺者に対する請求申し出公告(2か月以上)

4.相続人捜索の公告(6か月以上)

5.特別縁故者に対する財産分与請求申し立て期間(相続人捜索公告期間終了から3か月)

特別縁故者は、家裁に対して被相続人の財産分与請求をなす必要があります。

6.事件の併合と意見照会(1,2か月)

財産分与請求申し立て期間が終了すれば、期間内に申し立てられた全ての請求が併合されます。

裁判所は、財産管理人に対して、1〜2か月の期間を定めて、申し立て人が特別縁故者に該当するか否かの意見書の提出を求めます。

7.財産分与の審判

審判所が申し立て人に送達されて2週間経過すれば、審判確定となります。

8.財産分与

相続財産管理人は、審判で確定した財産を分与します。

以上のように、特別縁故者が相続財産の分与を受けるには、1年半から2年位の期間を要します。

内縁の妻等で、被相続人の経済的庇護の下にあった者は、財産分与を待つことが困難な場合もあります。

このようなことを避けるためにも、遺言を遺しておくことが重要です。

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